おかげさまで佑哉は「北海道中札内高等養護学校」の「生活窯業科」に入学しました。 |
佑哉がすぐに好きになった校歌です。 |
この詩のなかの「伸びゆく道はおそくとも、まことを生きる」のフレーズがいいです |
中札内高等養護学校は、知的障害をもつ生徒の為の学校で、昭和58年に開校されています。主に十勝・釧路・根室・そして網走・日高管内の一部の生徒を対象に設置されています。学科は「比較的障害の程度の重い生徒」のためのものと「比較的障害の程度の軽い生徒」のためのものの2種類に分かれます。 |
親のエゴと言われるかも知れませんが、十勝が好きなんです。 |
北海道中札内高等養護学校の学科 |
学科の作業内容
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学 科 名 |
作 業 内 容 |
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A |
生活窯業科 |
窯業作業を中心に、農業・木工・工業・家庭など、様々な作業種を取り入れ、基本的な日常生活技能の獲得と、対人関係など社会適応能力を育て社会参加を目指しています。 |
生活家庭科 |
縫製作業を中心に、農業・木工・工業・家庭など、様々な作業種を取り入れ、基本的な日常生活技能の獲得と、対人関係など社会適応能力を育て社会参加を目指しています。 |
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B |
農 業 科 |
畑作・園芸・養鶏・椎茸栽培など地域の特性を生かした農作業を中心に、ひょうたん加工・羊毛加工・とうふなど食品加工などを取り入れています。また木工・工業などもとりいれ、社会自立・参加を目指しています。 |
木 工 科 |
ティッシュボックス・CDケース・小物入れ・おもちゃ・カヌーなど各種木工製品、その他農業・窯業・工業・縫製など各種作業を通し、社会自立・参加を目指しています。 |
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工 業 科 |
民地仕切石など各種コンクリート製品を中心に、ペーパーナイフなどの金属 加工もとりいれ、その他農業・窯業・木工・縫製など各種作業を通し、社会自立 ・参加を目指しています。 |
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北海道中札内高等養護学校「学校案内」より抜粋 |
北海道の4月は春とはいえ雪がちらつく季節です。「トンネルをぬけるとそこは雪国だった」と小説にあるような峠を越えて中札内に向かった。 |
行進曲とともに新一年生が入場。佑哉はキョロキョロ、親を捜す目つきであたりを見回している。クラスごとに着席し、式が始まる。 |
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